2010年12月1日水曜日

平秀信の50億円「思考マップ」をプレゼントします!



↑平秀信思考マップ

こんにちは。
インプロビック池之上です。

今から6年前の話になります。

当時、個人資産1兆円を持っていたビルゲイツが、
レオナル・ド・ダヴィンチの奇跡の頭脳メモである
「レスター手稿」を約30億円で購入しました。

「レスター手稿」は、ダヴィンチが生涯を
かけて取り組んできた科学的な考察を、晩年にまとめたもので、
500年も前に書かれたものでありながら、
現代の科学技術につながる示唆に富んでいます。

購入時、ビルゲイツは以下のように手稿を評価したそうです。

>この手稿には、畏敬の念すら覚える
>驚異的なひらめきを単に書き留めただけではなく、
>天才の思考の動きがよく分かる

それは、ダヴィンチが、レスター手稿の中で、
自分に繰り返し質問を投げかけ、
仮説検証を繰り返しているからです。

そのため、思考の一部始終が分かるのです。

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平秀信のレスター手稿をプレゼントします!
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12月9日、10日からスタートする
「社内活性化プログラムWAP」では、
平秀信の、

“儲けるアイデアを次々と短期間で生み出す思考法”

と、その実現のさせ方を公開します。

そして、参加される経営者に、
短時間でやりたいプロジェクトを
実現していただきます。

そこで、平秀信のレスター手稿(思考マップ)
をプレゼントすることになりました。

平秀信がどのような質問をして、アイデアを生み出し、
具体的で実現可能なプランにまで落とし込んでいったのか?

1つの紙で1つの企画で書いてあるため、
1枚で一部始終を分析することが可能です。

「社内活性化プログラムWAP」に参加希望の方は、
今すぐ以下のページでお手続きください。
http://www.improbic.net/con/hongkong/sem.php

また、当日は平秀信最新のブレインダンプ
「10年後のインプロビック」もお土産として、お渡しします。

経営者はVisionを掲げることが大切だと平は言います。
そこでブレインダンプメソッドを使って、
Visionを明確にする方法もお伝えします。

どうぞ楽しみにしていてください。



インプロビック
池之上 健

社長がいなくても儲かる会社を実現させる方法【第4回】

第四回 新プロジェクトのキーワード


池之上:
いま新しいCRP というプロジェクトをやっていますね。あれもモデルがあるのですか?

平:
あれも住宅経営に近いモデルかな。俺が何かをするときは神田先生に教わったことが原点になっていて、というかそこから離れられないんだけど、その原点というのが「活性化」というキーワード。自分が中心になって、ビジネスや地域、あるいは周りの人を活性化させるような人間になってくださいって先生からは教わった。だから俺はなにかの起爆剤になるような人間になりたい。だから最初に工務店活性化、次に土木活性化というのをやった。そのあとは造園活性化、下請け活性化っていうのに取り組んでいきたいと思っている。

池之上:
確かに輝点。は業界の異端児という感じですし、エル書房も不況といわれる出版業界に風穴をあけていますよね。

平:
エル書房は網倉のアイディアなんだけど、網倉は俺の考えを引き継いでくれているから、業界の起爆剤になりたいとか、停滞しているビジネスを活性化させたいっていう気持ちを感じるね。

池之上:
新規プロジェクトの根底にはそういうことがあるんですね。

平:
やっぱり社会とか世間に波風を立てないと、新しいビジネスを始める意味がないと思うんだよね。ただお金儲けとかで考えることはあんまりないね。

池之上:
そう言われてみると、輝点。もエル書房も成長産業ではなくて、成熟産業ですね。

平:
そうだね。成熟産業を活性化させるのが、俺が好きなことかもしれない。

池之上:
土木や英語もそうですしね。

平:
サイグラムもそうだね。一回死んだビジネスを復活させることも大好き。
面白い例があるんだけど、芸能人のビートたけしっているでしょう。俺は彼と性格が似ているんだけどさ、彼はすごく小さいプロジェクトをやることが好きなんだよね。結果彼は、お笑いの世界をつくりかえた。彼は他にも才能があるから絵画や映画やタップをやったよね。そして今安定してきて、映画を作っているよね。売れる映画、売れない映画があるけど。



最近「アウトレイジ」っていう極道ものを作ったけど、そこに落ち着いたようだね。連続ものにするって言ってるし。ついにそこに到達したかって感じがする。ずっと自分の居心地の良い場所を探していて、ついに見つけたかって感じ。俺も同じように、失敗や成功の繰り返しの中で、自分にあったものをシリーズ化できたら良いなって思ってる。

池之上:
まだ社長の中ではアウトレイジは見つかりませんか?

平:
見つかってないね。笑

池之上:
でも工務店はシリーズ化してますよね。そう考えると工務店は社長の到達点とも言えるのでは?

平:
それは俺の得意なところなんだよね。たけしで言えば、彼の得意なところはお笑いでしょ。それでお笑いの一つの時代を築いた。そして彼の新しい才能の映画という部分に気がついて、また映画というジャンルでもまた新しい流れをつくった。そして売れない時代を経過して、今やっとシリーズ化できる所に行き着いた。

俺は工務店関係が得意。何回やっても成功する。エルハウス、子育て安心、このあいだ作ったGTO っていう会社もうまくいってる。そこはやっぱり得意だからうまくいくんだよね。だけど、失敗している分野からうまくやって、新しい自分を見つけ出したいっていう気持ちが強いんだよね。そしてそれを続けていきたいんだ。(次回につづく)

インタビューの全貌、来るべきセミナーについてはコチラ

社長がいなくても儲かる会社を実現させる方法【第3回】

第三回 松下幸之助、本田宗一郎、平秀信の共通点

池之上:
ところで、インプロビックは本やテキストのノウハウがたくさんあったり、各専門家がたくさんいて非常にいい環境なので、社員が自然と育つということが理解できますが、他の経営者も同じようにできるでしょうか?

平:
うーん。それはその人が自分のやってきたことを残してるかどうかでしょう。歴代の良い経営者、松下幸之助とか本田宗一郎とかは確実に彼らのしてきたことを文章に残しているよね。俺は経営者はみんなそういうことをやるべきだと思うの。それが財産であり遺産だから。そうすることで社長の考え方が代々伝わっていく。



俺もずっとそれをやりたいと思っていたから、本を書いたり、セミナーで言ったりしてる。セミナーは俺にとってお金を得るというよりも自分の考えを残すって意味でやってる。自分のやってきたことを残したい、伝えたいって気持ちが強い。だから同じようなセミナーは何回もやらない。

池之上:
確かにそうですね。

平:
商売的に言えば、売れるセミナーを何回もすればいいだけなんだけどね。だけど俺はそれを目標にしていない。


起業家にすすめる第2の人生

池之上:
来るセミナーの内容を教えてください。

平:
引退してからの第二の人生とは?って感じかな。引退をするか、それとも誰かにバトンを渡して楽をするか、あるいは次のビジネスを始めるか。でも社長になった人間っていうのは起業家精神が強いので基本的に引退がないと思っているんだよね。だから何か新しいビジネスを始めれば良いと思う。たまに趣味に走っちゃう人がいるんだけどさ、それはやめた方が良いと思うね。結局自分がやってきたことの延長線上にしか成功する道はないんだからさ。

俺も絵とか音楽が好きだから、そっちをビジネスにしたいなって思うことがよくあるんだけど、うまくいきっこないし、もしやったとしても大切な会社のお金を無駄にしてしまう。だから俺が始めるビジネスっていうのは俺が学んできたこと、やってきたことの中からしか出てこないんだよね。それしかうまく行かないと思ってるから。

どういう人生を生きたいとか、自分自身の求めるものは何かってよく考えるんだけど、やっぱりみんなから見るとすごく自由で楽しそうに生きてるって見えるみたい。

池之上:
見えますね。笑

平:
じゃあそういう人に自由ってどういうことなのとか、どういう人生を生きたいのって聞いても、うーんって感じで。答えが返ってこない。俺のどこが羨ましいのって聞くと、ある人は「旅をするところ」って答えるけど、他にはって聞くとあんまり出てこない。笑



つまり、こうやって生きたいっていう思いがそんなにあるもんじゃないんだよね。結局みんな仕事をたくさんしてきたわけだから、そんなに趣味があるわけでもない。だったら次の人生っていうのは次の仕事をしたほうがいいんじゃないかなって思うの。俺のお客さんは、だいたい40から55くらいの人だからまだまだ引退なんてする必要ないと思うし、やっぱり新しい人生は新しい仕事だと思うけどね。

ただ新しいことをするにしても次の人が育ってないということがあるでしょ。それは育ててないということがあるんだと思うけど、やっぱり次のプロジェクトをするには育った人が必要。そのために社長は人を育てることが大事な仕事だよね。


私がノウハウを売る理由

池之上:
それは任せられるプロジェクトのアイディアをたくさん持っているから出来る考え方ですよね。社長はプロジェクトのアイディアを意識して考えているのですか?

平:
意識して考えるよ。だけどそんなときは絶対に浮かばない。旅してるときとかコーヒー飲んだりしてるときにポンと浮かんでくるの。だからどんなときも常に次になにをするのか考えておかないといけない。それも必ず紙に書いて。紙を使って考えないと結局考えが堂々巡りになっちゃう。紙に書いて考えるから、なんでもないときにアイディアが繋がるんだろうね。

実際に退職してからやったことってエルハウス立ち上げて、そのノウハウを販売しようと思ってインプロビックを立ち上げた。でも何もないところからアイディアが浮かぶわけじゃなくて、ちゃんとモデルがある。エルハウスは「アキュラホーム」っていうところをモデルにした。

池之上:
オリジナルじゃないんですか!?

平:
オリジナルなんて作るの無理だよ。笑

池之上:
でもチラシはオリジナルですよね。

平:
そうだね。チラシは完璧に俺のオリジナルだね。笑

池之上:
ビジネスモデルがオリジナルじゃないということですね。

平:
うん。ビジネスモデルはちゃんとあるのよ。アキュラホームの社長さんが作ったモデルね。

池之上:
それはサラリーマン時代に見つけたモデルですよね。

平:
そう。だからみんな何かをやろうとするときは、ゼロからやるのは難しいし、成功している人のビジネスモデルを真似するのが良いと思うんだよね。で、俺がなんで今ノウハウを売っているかというと、最初から俺がノウハウに助けられてたから。

エルハウスを立ち上げたときは「アキュラホーム」のノウハウをそっくりそのままやった。インプロビックを立ち上げたときも神田先生の実践会モデルっていうビジネスモデルがあったからそれをやった。その次は輝点。をやった。通信販売のビジネスモデルがたくさんあって、その中からテレビショッピング形式のモデルを使った。住宅経営にもナックっていうビジネスモデルがあったし、エル書房のときも自費出版っていうモデルがあった。そういう感じかな。

池之上:
だからプロジェクトの立ち上がるスピードが早いのですね。

平:
うん。そこには全てノウハウがあるからね。あるビジネスをやってみたいと思ったら、まずはそのノウハウを手に入れる。そしてそのノウハウ通りにやってみるっていうことが大事だと思う。

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社長がいなくても儲かる会社を実現させる方法【第2回】

第二回 社長はひたすら我慢をする

平:
俺がやったのはただチャンスを与えただけなんだよね。「これやってね」とか「これ任せるからやってみて」とか。仕事もちょっと教えただけで、手取り足取り教えたわけじゃない。


池之上:
それは、誰かから影響ですか?

平:
うん。俺の前の会社の社長がそれだったんだよね。社長に教えてもらったことは特になくて、社長はただひたすら我慢する。社員が成長するのを待つっていう感じだった。俺が成長できるまで10年間くらいかかったんだけど、よく社長が我慢したなあって。社長は俺のことを息子みたいに思ってくれていて、「これやってみろよ」って言われてやってみるけど、うまくいかなくて赤字が続くっていう感じ。でもリフォーム、和風建築、別荘、一流の建築物、公共の建築物って任される仕事の難易度がだんだん上がっていって、自分が成長できた。

池之上:
それはその社長が考えて仕事を与えてくれていたということですね。

平:
そうだろうね。でも俺は途中で嫌になって投げ出すタイプだったから、よく投げ出していた。笑 そうしたら会社は困るよね。。。

池之上:
そうですね。。。笑

平:
ある日、俺が難しすぎて出来ないと言って社長に泣きついたら、社長が「よしわかった」って言って、すごい仕事の出来る人を連れてきたんだよね。設計できる人とか、下請けと交渉する人が欲しいって言ったらすぐに連れてきてくれて、その人が俺にやり方を教えてくれた。

池之上:
うまく行かなかったらすぐに相談されてたんですね。

平:
うん。俺はすぐに泣きついてた。
だって実際困るからさ。完成が遅れると、それから延滞金を取られちゃうし。パチンコ屋なんかやると一日何千万ってとられちゃう。笑

池之上:
そんなにですか!

平:
だから確実に完成させることが大事で、完成しないと社長も俺も大変なことになっちゃう。遅れるのが一番まずいから、出来ないと思ったらすぐに言う方が良いんだよね。

池之上:
じゃあもうすぐに社長に報告して、社長がなんとかするという感じだったんですね。

平:
そうそう。社長とか兄貴とかが手を打ってくれていた。だから我慢しなくて済んでいたんだよね。

平秀信が思う社長の仕事とは・・

池之上:
そうなんですね。今経営者という立場からすると、出来ないことがあるとすぐに言って欲しいという気持ちはありますか?


平:
それはあるね。もちろん。今の社員の悪いところは仕事を完成させないところ。前、ある社員に「俺はお前に仕事をいくつも与えているのに一つも完成させてないじゃないか」って叱ったことがあったね。成果物がないと売れないし、セミナーも出来ない。そうなると今までの時間お前は何をしていたんだってことになる。笑

一番悪い社員っていうのは仕事を完成をさせない社員。それだと困っちゃうんだよね。進んでいないならすぐに言って欲しい。「ここまで出来た」とか言ってくれたらまだ何か言いようがある。「こうしろ」とか「この本読め」とか「あいつに聞け」とか。言ってきてくれないと社長としては待ってるしかない。

なにかを始めたら必ず終わらせる必要があるんだよね。そして売れるかどうか分からなくてもとにかくお客様に売ってみる。そうしないと俺たちはビジネスとして成り立たない訳じゃん。それを前の会社の社長によく教わったんだよね。しっかりと仕事を終わらせることで一つひとつ仕事を覚えていった。だから俺は仕事を覚えてもらうために仕事を与えているんだけど、それを完成させてくれないのは一番困る。

池之上:
完成させることで始めて力がつくということですね。

平:
俺は結構我慢するタイプなんだけどね。

池之上:
それは前の会社の社長がそうだったからですか?

平:
そう。だって10年も我慢してくれていたからね。成功するために我慢が良いことだとは思わないけど、自分が歩んできた道だからそうするしか出来ないんだよね。うちには、これからって社員たくさんいるけど、一人前になってくれるように願ってる。笑

池之上:
頑張ります。

平:
それが社長の仕事だと思うんだけどね。(次回につづく)

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社長がいなくても儲かる会社を実現させる方法【第5回】

第五回 使命感を感じています

池之上:
今、7社のオーナーをされていますが、やっぱり複数のビジネスをやるほうが良いのですか?



平:
複数のビジネスをやるほうが良いか、やらないほうが良いかっていうことなんだけど、松下幸之助も斉藤一人さんも、バフェットも一つのことをやって成功している。やっぱり一つを突き詰めるのが成功には必要になるのかもしれない。だけど俺は人に教えるということに使命感を感じているから、人に教えるためにはいくつかのビジネスをしないといけないと思っている。

例えば、田舎に住んでいてビジネスをする人には通信販売を教えてあげたいし、住宅で成功したい人には住宅、本で成功したい人には本を教えたい。自分がやってきた範囲の中で、枝を増やして、複数のビジネスを教えてあげたいと思う。本当は工務店に絞った方が儲かることは間違いない。金額も大きいし。エルハウスだけで12億くらい売り上げてるし、子育て安心住宅も20億くらい。GTO でも5億くらいいく予定だから。そういう風に増やしていくとあっという間に100億いっちゃうからね。

池之上:
そうですね。笑 そう考えると英語ビジネスなんてやってる場合じゃないですよね。

平:
そうなんだけど、英語をやっているのは、自分が英語が好きだし、英語から教えられることがたくさんあったからなんだよね。そうなるとやっぱり教えていきたいなあって思うんだよね。

池之上:
英語から受けた恩恵を広めたいんですね。社長が昔から英語にこだわっていたことは網倉さんから聞いていました。利益がでないけど英語にこだわってるって。笑

平:
あ、本当?笑 英語ができると、海外で恥かかないで済むからね。

池之上:
やっぱり日本だけにとどまっていてはいけないですよね。

平:
そうだよね。みんなには世界に出てもらいたいなって思うね。

池之上:
世界ですか。

平:
そう世界。実際に外国に行くかはともかくとして、とにかく新しい事にどんどんチャレンジしていってほしいと思うの。それで、俺だって中国行くわけだし、社員にもそういう面を求めちゃうよね。

池之上:
私も頑張ります。平社長自身、チャレンジがお好きなので、チャレンジする人が好きっていうのがあるんでしょうね。

平:
そう。社員から次はこうします、ああしたいですって、聞いていて面白い。インプロも網倉がどんどんチャレンジを不えるもんで、次から次へと新しいものが出てくる。やっぱりチャレンジがないと生き生きしないし、面白くないよね。



池之上:
私もどんどんチャレンジしていきたいです。長時間ありがとうございました。(おわり)

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2010年11月15日月曜日

社長がいなくても儲かる会社を実現させる方法【第1回】

第一回 楽をしたいって気持ちあります

池之上:
平社長、来年中国進出の話、驚きました。また新たな挑戦ですね。
では、これから、

「どうして平秀信が社員に会社をまかせて、
1年間の孤独の旅にでたり、中国に進出したりすることができるのか?」

について伺っていきたいと思います。

平社長のようなライフスタイルにあこがれている経営者は多いと思います。
ご自身ではどう思われますか?

平:
俺のように生きたら良いかはわからないなあ。
というか俺自身もどう生きたら良いかわからないし。

これは永遠のテーマだと思うね。

でも、経営者としては、自分が苦労しないで、
社員が働いてくれて利益を出してくれるのが一番いいなって思うね。



自分が働くのもいいんだけど、
自分のように社員が働いてくれるのがやっぱり一番良い。

だから社員にどんどんチャンスを与えて働かせるし、
新しいプロジェクトや会社を立ち上げて、社員にやらせる。

その根底にはどうも自分が楽をしたいっていう気持ちがある気がするな。

池之上:
なるほど。やはり経営者はそうでしょうね。
でも結果として、私自身もそうですが、
社員は活躍の場を与えられて喜んでいます。

平:
今、プライベートクラブって15人限定のセミナーを毎月やってて、
それで思うのは、結構みんな悩んでいるんだよね。

人間性が育たない、社員がなかなか思うように動いてくれない、
良いチームが出来ない、後継者がいない、
いつまでも自分が第一線で働いていないといけないとか。

一人だけ笹川さんという人がいるんだけど、
彼のとこは社員が勝手に働いてくれて、自分ですることがない。
それで今目標がないのが悩みらしいよ。笑

その他の人の悩みはだいたい同じなんだよね。

池之上:
そうなんですね。平社長は、逆に社員が勝手に動いてくれて、
目標がなくなった時期ってありましたか?

平:
それはあったね。一回引退したことがあるし。

池之上:
それは2007年4月1日のことですね。


引退したかったら引退してみるのもいいけど・・


平:
そうそう。でも引退したことは間違いだったと思ってる。
そのときは情報ビジネスを極めてそれで引退していいと思ったんだけど、
まだ40くらいだし、そもそも一回引退したら復帰もまた難しい。笑



引退を宣言したからには引退しないしないといけないから、
本当にビジネスからは手を引いた。

野球やサッカーと同じように、ビジネスも一度引退すると、どんどん力が衰えていく。
そうしたら仕事ができなくなってしまったんだよね。

復帰をしようとしたけど、それもまた難しくて、
リハビリに時間がかかってしまったんだ。

池之上:
引退されてからはJourneyという世界一周の旅に出て、
世界中のお客様にマーケティングを教えられていましたよね。

平:
うん。でもあれは自分にとって遊びだった。
実際はビジネスからは離れていたんだよね。

今までは工務店をやったりとか、DRM を使った成功法則を販売したりとか、
通販をやったりとかしてたけど、やっぱり第一線から離れるとダメだね。

コピーを書いてもとんちんかんになる。
例えば、詩的なコピーでお客様に響かなかったりね。

ミスターXが第一線から長期間離れてなんでうまくいくかというと、
あれが彼のライフスタイルだからなんだよね。
でも俺は違うということに気がついた。

仕事に復帰して半年くらいして、ようやく感覚が戻ってきた感じがした。
まあ話を戻すと、俺が思うに、引退はしない方が良いっていうこと。笑

もし引退したかったら引退してみるのも良いけど、戻るのが大変だよ。笑

池之上:
なにも仕事をしない完全な引退なら、しないほうが良いということですけど、
世界を旅してたまに会社に戻り、そこで得たアイディアを社員に伝える。

それを元にプロジェクトが立ち上がって、
あとは社員だけで勝手に回っていく仕組みがありますよね。
そういうライフスタイルは悪くないと思うのですが。

平:
みんなが俺を見て、よく平さんは良いなっていうし、
俺も第三者なら羨ましいと思うかもしれないけど、
俺自身が良いと感じてるかというと、そんなことはないんだよね。

自分が自由にしていても社員が働いてくれて、
会社をまわしてくれているから羨ましがられるんだろうけど、
実際俺はそこまで意図して今の仕組みを作ったわけじゃない。笑

池之上:
そうなんですか!?(次回につづく)

インタビューの全貌、来るべきセミナーについてはコチラ

2010年11月11日木曜日

平秀信の観察日記 始まる!

このブログでは、チームインプロビックの社員一同により、
平秀信の最新の情報やセミナーの案内などを提供してまいります。