2010年12月1日水曜日

社長がいなくても儲かる会社を実現させる方法【第2回】

第二回 社長はひたすら我慢をする

平:
俺がやったのはただチャンスを与えただけなんだよね。「これやってね」とか「これ任せるからやってみて」とか。仕事もちょっと教えただけで、手取り足取り教えたわけじゃない。


池之上:
それは、誰かから影響ですか?

平:
うん。俺の前の会社の社長がそれだったんだよね。社長に教えてもらったことは特になくて、社長はただひたすら我慢する。社員が成長するのを待つっていう感じだった。俺が成長できるまで10年間くらいかかったんだけど、よく社長が我慢したなあって。社長は俺のことを息子みたいに思ってくれていて、「これやってみろよ」って言われてやってみるけど、うまくいかなくて赤字が続くっていう感じ。でもリフォーム、和風建築、別荘、一流の建築物、公共の建築物って任される仕事の難易度がだんだん上がっていって、自分が成長できた。

池之上:
それはその社長が考えて仕事を与えてくれていたということですね。

平:
そうだろうね。でも俺は途中で嫌になって投げ出すタイプだったから、よく投げ出していた。笑 そうしたら会社は困るよね。。。

池之上:
そうですね。。。笑

平:
ある日、俺が難しすぎて出来ないと言って社長に泣きついたら、社長が「よしわかった」って言って、すごい仕事の出来る人を連れてきたんだよね。設計できる人とか、下請けと交渉する人が欲しいって言ったらすぐに連れてきてくれて、その人が俺にやり方を教えてくれた。

池之上:
うまく行かなかったらすぐに相談されてたんですね。

平:
うん。俺はすぐに泣きついてた。
だって実際困るからさ。完成が遅れると、それから延滞金を取られちゃうし。パチンコ屋なんかやると一日何千万ってとられちゃう。笑

池之上:
そんなにですか!

平:
だから確実に完成させることが大事で、完成しないと社長も俺も大変なことになっちゃう。遅れるのが一番まずいから、出来ないと思ったらすぐに言う方が良いんだよね。

池之上:
じゃあもうすぐに社長に報告して、社長がなんとかするという感じだったんですね。

平:
そうそう。社長とか兄貴とかが手を打ってくれていた。だから我慢しなくて済んでいたんだよね。

平秀信が思う社長の仕事とは・・

池之上:
そうなんですね。今経営者という立場からすると、出来ないことがあるとすぐに言って欲しいという気持ちはありますか?


平:
それはあるね。もちろん。今の社員の悪いところは仕事を完成させないところ。前、ある社員に「俺はお前に仕事をいくつも与えているのに一つも完成させてないじゃないか」って叱ったことがあったね。成果物がないと売れないし、セミナーも出来ない。そうなると今までの時間お前は何をしていたんだってことになる。笑

一番悪い社員っていうのは仕事を完成をさせない社員。それだと困っちゃうんだよね。進んでいないならすぐに言って欲しい。「ここまで出来た」とか言ってくれたらまだ何か言いようがある。「こうしろ」とか「この本読め」とか「あいつに聞け」とか。言ってきてくれないと社長としては待ってるしかない。

なにかを始めたら必ず終わらせる必要があるんだよね。そして売れるかどうか分からなくてもとにかくお客様に売ってみる。そうしないと俺たちはビジネスとして成り立たない訳じゃん。それを前の会社の社長によく教わったんだよね。しっかりと仕事を終わらせることで一つひとつ仕事を覚えていった。だから俺は仕事を覚えてもらうために仕事を与えているんだけど、それを完成させてくれないのは一番困る。

池之上:
完成させることで始めて力がつくということですね。

平:
俺は結構我慢するタイプなんだけどね。

池之上:
それは前の会社の社長がそうだったからですか?

平:
そう。だって10年も我慢してくれていたからね。成功するために我慢が良いことだとは思わないけど、自分が歩んできた道だからそうするしか出来ないんだよね。うちには、これからって社員たくさんいるけど、一人前になってくれるように願ってる。笑

池之上:
頑張ります。

平:
それが社長の仕事だと思うんだけどね。(次回につづく)

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