2010年12月1日水曜日

社長がいなくても儲かる会社を実現させる方法【第4回】

第四回 新プロジェクトのキーワード


池之上:
いま新しいCRP というプロジェクトをやっていますね。あれもモデルがあるのですか?

平:
あれも住宅経営に近いモデルかな。俺が何かをするときは神田先生に教わったことが原点になっていて、というかそこから離れられないんだけど、その原点というのが「活性化」というキーワード。自分が中心になって、ビジネスや地域、あるいは周りの人を活性化させるような人間になってくださいって先生からは教わった。だから俺はなにかの起爆剤になるような人間になりたい。だから最初に工務店活性化、次に土木活性化というのをやった。そのあとは造園活性化、下請け活性化っていうのに取り組んでいきたいと思っている。

池之上:
確かに輝点。は業界の異端児という感じですし、エル書房も不況といわれる出版業界に風穴をあけていますよね。

平:
エル書房は網倉のアイディアなんだけど、網倉は俺の考えを引き継いでくれているから、業界の起爆剤になりたいとか、停滞しているビジネスを活性化させたいっていう気持ちを感じるね。

池之上:
新規プロジェクトの根底にはそういうことがあるんですね。

平:
やっぱり社会とか世間に波風を立てないと、新しいビジネスを始める意味がないと思うんだよね。ただお金儲けとかで考えることはあんまりないね。

池之上:
そう言われてみると、輝点。もエル書房も成長産業ではなくて、成熟産業ですね。

平:
そうだね。成熟産業を活性化させるのが、俺が好きなことかもしれない。

池之上:
土木や英語もそうですしね。

平:
サイグラムもそうだね。一回死んだビジネスを復活させることも大好き。
面白い例があるんだけど、芸能人のビートたけしっているでしょう。俺は彼と性格が似ているんだけどさ、彼はすごく小さいプロジェクトをやることが好きなんだよね。結果彼は、お笑いの世界をつくりかえた。彼は他にも才能があるから絵画や映画やタップをやったよね。そして今安定してきて、映画を作っているよね。売れる映画、売れない映画があるけど。



最近「アウトレイジ」っていう極道ものを作ったけど、そこに落ち着いたようだね。連続ものにするって言ってるし。ついにそこに到達したかって感じがする。ずっと自分の居心地の良い場所を探していて、ついに見つけたかって感じ。俺も同じように、失敗や成功の繰り返しの中で、自分にあったものをシリーズ化できたら良いなって思ってる。

池之上:
まだ社長の中ではアウトレイジは見つかりませんか?

平:
見つかってないね。笑

池之上:
でも工務店はシリーズ化してますよね。そう考えると工務店は社長の到達点とも言えるのでは?

平:
それは俺の得意なところなんだよね。たけしで言えば、彼の得意なところはお笑いでしょ。それでお笑いの一つの時代を築いた。そして彼の新しい才能の映画という部分に気がついて、また映画というジャンルでもまた新しい流れをつくった。そして売れない時代を経過して、今やっとシリーズ化できる所に行き着いた。

俺は工務店関係が得意。何回やっても成功する。エルハウス、子育て安心、このあいだ作ったGTO っていう会社もうまくいってる。そこはやっぱり得意だからうまくいくんだよね。だけど、失敗している分野からうまくやって、新しい自分を見つけ出したいっていう気持ちが強いんだよね。そしてそれを続けていきたいんだ。(次回につづく)

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